かれこれ20年以上前のことだ。運転免許を取りカーライフが始まった。カーライフとともに仕事もはじまり、社会人の一人としてデビューしたのだった。学生時代の何の責任もない気楽な生活とは異なる。仕事も車の運転も非常な責任の伴うことだ。わたしは保険というものについて全く縁がなく、また知らなかった。車を運転するようになり、当然自動車保険に加入する必要がある。初めは親が援助してくれていたが、働いているのだから自分で支払う責任がある。そうなると、保険料は安いに越したことがない。わたしはその時はじめて自動車保険について考え、友人にどこの保険会社が安いか、質よりも値段で選ぼうとしていた。友人もある保険会社で仕事をしている。その友人は自動車保険会社にも顔が広い。友人の知り合いが働いている保険会社に加入した。万一事故に遭った時の対応がわたしにとっては何より重要。ちまたの評判ではそこの保険会社は安いがすぐに対応してくれないとか。友人にそのことを尋ねると、「問題ないよ。万一のことがあったらわたしがすぐに対応するように連絡するから。心配するな。」と言った。自動車保険に入っても、いざとなって助けてくれるのは友人の伝手によってとなると、この保険会社の補償って一体?と疑問に思った。しかし保険料は確かに安いしと質より値段で自動車保険を選ぶわたしだった。
じどうしゃ
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